Yamato City Ballet 2020 冬季公演

『美女と野獣』



【あらすじ】

 

ACT1
 

遥か遠い国の物語です。人里離れたとある村に「ベル」という愛情深く、聡明な、誰もが羨む美貌を持った大変魅力的な少女が暮らしていました。そんな彼女の元に、やがて3人の求婚者たちがやって来るようになり、毎日代わるがわる彼女の気を引こうとしましたが、乱暴で粗野な彼らがひけらかす裕福さなどは、ベルにとっては全く魅力的なものではありませんでした。世界中を旅してきた商人である父の話を聞いて育ったベルは、「もっと知らない世界を見てみたい!」と想いをつのらせます。
 

ある日、道中、不気味な城に迷い込んだ商人が、咲いていた美しいバラをベルへ持って帰ってあげるために一輪摘んだところ、恐ろしい野獣が現れました。あまりの恐ろしさに商人は、自分の大切な娘のためにバラを一輪持って帰ってあげたかったことを正直に話しました。すると野獣は、商人を許す代わりにベルを自分に差し出すよう、無理やり約束させたのでした。
 

家に戻った商人は、その城で起きたこと全てをベルに話しました。泣き崩れる父親を見て、ベルはこの不幸を招いた責任は自分にあると感じ、父の代わりに犠牲になると決心し、野獣のもとへ飛び出して行きました。
 

城へ着いたベルは想像以上に恐ろしい野獣の姿を見て自分の運命を嘆きましたが、夢の中で出会った美青年に「偽りのうわべに騙されてはいけない。目に相談してはいけないよ。自分の心で感じるままに真実を見てみて。」と告げられました。
 

城には喋るサルや美しい色とりどりの鳥たちがいて、ベルのために晩餐会を開いてくれました。初めは険悪な様子だったベルと野獣でしたが、次第に野獣の中に優しさ、誠実さを見出すようになり、いつの間にか彼との時間を楽しむようになっていました。段々と歩み寄る2人に、周りもそれを微笑ましく見守っていました。それを面白く思っていないのは城に忍び込んだ求婚者たちです。ベルを取り戻そうと躍起になります。


Act2

ある夜、ベルは父親が求婚者たちに詰め寄られて苦しんでいる夢を見て飛び起き、野獣に父に会わせてほしいと嘆願します。野獣はそれを許し、ベルは野獣の親切心に感謝しながらも城をあとにするベルを見送りながら、野獣は、愛する人を失う悲しさと、もう2度と人間に戻れないかもしれないという絶望感で膝から崩れ落ちました。
 

大急ぎで帰ってきたベルは父親と無事再会し、野獣がベルの思いを汲んで解放してくれたこと、本当は優しく誠実で誰よりもベルのことを1番に想ってくれていること、城で起きたことを、夢中で話している内にベルは眠りにつきました。
 

すると、再び夢の中であの美青年に会いました。近づこうとすると、突然老婆が現れて青年に向かって、あなたの城に一晩泊めて欲しいと、1輪のバラを差し出しました。ですが青年は老婆のあまりの醜さに老婆を罵りました。その瞬間、青年は野獣の姿へと変わってしまいました。その老婆は実は森に住む仙女だったのです。「この呪いはあなたの心の醜さを映し出しています。あなたが誰かから本当に心から愛された時、あなたは人間の姿に戻るでしょう。それまではこのバラ達に愛を注ぎ続けなさい。もしあなたが愛を忘れた時、あなたはただの獣になり、城の者たちも一生元には戻れないでしょう。」すると仙女は姿を消して、1人残された野獣は天に向かって吠えました。
 

再び求婚者達が訪れましたが、野獣の正体を知ったベルは大急ぎで城に戻ります。残された求婚者の1人が「こんなにも愛しているのに何故私のものにならない!? 全てはあの醜い野獣のせいだな!殺してやる!」そう怒り狂うと、群衆を引き連れて城に向けて出発するのでした・・・

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